2011年以来、8年ぶりにJRAの短期免許を取得し、日本で騎乗する世界NO・1ジョッキーのランフランコ・デットーリ騎手(48)=イ
タリア=が20日、事務手続きのため東京・六本木のJRA事務所を訪れた。
前回の短期免許はダービーで、UAEのシェイク・モハメド殿下が所有する
デボネアに騎乗するため、2日間のみの滞在にとどまったが、本格的に腰を据えて騎乗するのは初めて。今週から2週間、日本で騎乗したあとは、香港に遠征する予定になっているが、「まだ乗る馬は決まっていないが、
有馬記念(12月22日、中山)にもぜひ乗りたい」と意欲的に語り、日本のファンに世界最高レベルの腕を披露する。
本来は
エリザベス女王杯から日本で騎乗する予定だったが、5日の
メルボルンC・豪G1で騎乗停止処分を受けたため、来日が延期されていたもの。来月15日で49歳になるが、「もう私のジョッキーとしてのキャリアも、そんなに長くないだろう。ちょっと遅くなったけど、日本に来ることができて、とてもうれしい」と笑顔を見せた。
24日の
ジャパンC(東京)は
ルックトゥワイス(牡6歳、栗東・
藤原英昭厩舎)、30日のチャレンジC(阪神)では
ギベオン(牡4歳、栗東・
藤原英昭厩舎)に、そして12月1日のチャンピオンズC(中京)は
オメガパフューム(牡4歳、栗東・
安田翔伍厩舎)に騎乗することが決まっている。デビュー当時から、世界のトップシーンで活躍を続ける『生きる伝説』。日本の競馬ファンの前で、どんな騎乗を魅せてくれるのか、今から待ち切れない。
提供:デイリースポーツ