オメガパフュームは昨年のチャンピオンズCでは4番人気の5着でした。6枠11番ということもあって、外々をまわる展開で後ろから届かずの競馬でした。
「中京のダート1800mはやはり枠が重要になってきます。昨年は外々をまわる展開で着順に影響がありましたので今年はより体力的ロスのないインコースがとれる枠、並びが欲しかったです。
そういう意味でも、今年の3枠6番はいいですね。枠というより並びがいいです。内には
インティがいますが前に行くでしょうから、実質5番ですね。安心しました」と
安田翔伍師。
この1年で
オメガパフュームは精神面がかなりドッシリしてきたとのことです。
「精神面はこちらが求めている以上に大人っぷりを見せてくれています。先週の追い切りでしっかりと負荷をかけ、今週は確認程度の調整でとどめています。コンディションは整っていて、追い切り後ものんびりとしていますね」
昨年末の
東京大賞典と今年の
帝王賞を制していますね。となると、やはり欲しいのは
JRAのGIタイトルでしょう。
「なんとか
オメガパフュームを
JRAのGI馬にしてあげたいな、という気持ちは強いです」
このレースを勝てば、お父さんの安田隆行調教師と同じ
JRAのGIを親子で制することになりますね。人馬ともに思いの詰まったGI制覇がかかった一戦です。楽しみですね。
(取材・文:花岡貴子)