チャンピオンズCから一夜明けた2日、優勝した
クリソベリルは栗東トレセンの自厩舎でのんびりと過ごしていた。
「かなり厳しい競馬だったのですが、レース後の息の入りもいつもと変わりなかったです。今朝の様子もいつもと変わらないですね。とても落ち着いています」と担当の濱田助手。
激しい競り合いの中、500キロを超える
ゴールドドリームと
インティのあいだを割って抜け出した。
「一流ジョッキーとスーパーホースのあいだを迫力満点で抜け出ましたね。もともと、競り合いになると頑張ります。調教でも1頭で乗っているよりは、誰かと競り合ったほうがいいんです」
まだ3歳馬。馬体も完成しているとは言えないという。
「川田騎手はレース前に、ス
トライドが伸びたし、脚さばきが弾んでていいかんじ、と言ってくれました。でも、まだまだ馬体は良くなる余地はありますよ。改めて、能力の高さを感じたかどうか?うーん、もうそれを超えていますね。こんな競馬もできるんだ、どこまで伸びしろがあるのか、まだわからないです(笑)」
なお、
クリソベリルは明日3日、栗東トレセンから放牧に出る予定だ。
(取材・文:花岡貴子)