岩手県競馬組合は4日、在厩馬全722頭の事前検査の結果が2日に出揃い、先に発表された競走馬以外からは、新たなボル
デノン(アナボリックステロイド ※筋肉増強剤)の検出がないことが確認できたと発表した。また、これと並行して進めていた再発防止対策の再点検と見直しを行ったことから、12月7日(土)からの開催を再開することも併せて発表した。
先に発表された、ボル
デノンが検出された競走馬は、5頭目の禁止薬物陽性馬の
ノアクリスティン号(牝3、桜田浩樹厩舎)、今回の事前検査で検出された
ノアクリスティン号(同)、
セブンスウェル号(牝4、桜田浩樹厩舎)、
コミュニティ号(牡9、桜田浩樹厩舎)、
リュイールスター号(牝6、
橘友和厩舎)、
バトルクウ号(牝5、
橘友和厩舎)、
ゲットリズム号(牡3、
橘友和厩舎)、
コスモスピード号(牡5、
橘友和厩舎)。
また、「再発防止対策の再点検等」としては「(1)警備、監視体制の強化、(2)厩舎管理の徹底、強化」が挙げられている。
岩手競馬は5頭目の禁止薬物陽性馬発生の際に11月25日までの、桜田浩樹厩舎所属馬2頭からボル
デノンが検出された際に「当面の競馬開催」の取り止めを発表していた。