前走の
デイリー杯2歳S(GIII)で7人気ながら2着に入った
ウイングレイテスト(牡2・美浦・
青木孝文)が、
朝日杯FS(12/15・GI・阪神芝1600m)に向けて、4日(水)、ウッドチップコースで1週前追い切りを行った。
「前走はスタートは良かったのですが、今回の
朝日杯FSや先々を考えて教えながら競馬をさせていますし、下げたというよりは行かせ過ぎないように気をつけてのレースになりました。ハナや番手から競馬をするのは簡単ですが、次に繋がることを大切に松岡騎手も乗ってくれたと思います。
外差しが決まる馬場だったので外を回すしかないかもしれないとレース前にジョッキーは話をしていましたが、結局内を回ることになりました。ただ馬込みも大丈夫でしたし、最後はよく伸びてきてくれたと思います。
今日はウッドチップコースで攻め駆けする馬と併せました。抜け出すとフワフワするところがあるので、相手と並べて気を緩めずにいきました。
先週までの段階でほぼできていますし、強い負荷をかけるというよりはしっかりと併せ馬をして気を入れると言いますか、意識を高めていくような内容でした。時計も指示した通りで、予定通りの追い切りができました。前走後は在厩で調整していますが、ここまで順調に来ています」(青木調教師)
休み明けを1度叩いてさらに上昇している感のある
ウイングレイテストが虎視眈々とGI獲りを狙っている。
(取材・文:佐々木祥恵)