7日に中京競馬場で行われる
中日新聞杯(3歳上・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、2017年から施行時期が
金鯱賞と入れ替わっているが、3月に開催されていた2012~2016年もデータの集計対象とする。
過去7年で最多となる6回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
キングカメハメハが続き、2回が
ステイゴールドとなっている。なお、今年は
アイルハヴアナザー、
エイシンフラッシュ、
サマーバード、
ジャスタウェイ、
ストーミングホーム、
タートルボウル、
ノヴェリスト、
Blame、
Frankel、と産駒初出走の種牡馬が多い。
ディープインパクト産駒は「4-1-1-10」。過去7年で4頭の勝ち馬を出しており、14年
マーティンボロは10人気で勝利しているように人気薄でも侮れない。今年は
アイスバブル、
サトノガーネット、
サトノソルタスの3頭が出走予定。上位人気と目される
サトノソルタスは、
母アイランドファッションがアメリカG1を3勝・2着4回の実績馬で、04年には
安田記念にも出走を果たしている。
ステイゴールド産駒は「0-1-1-4」。昨年は12人気の
ショウナンバッハが勝ち馬からハナ差2着に善戦しており、高配当の立役者となっていた。今年、4度目の出走となる
ショウナンバッハは半弟に
キタサンブラックがいる血統だ。
Frankel産駒は初出走となるが
タニノフランケルに注目が集まる。
母ウオッカは07年に
日本ダービーを牝馬として64年ぶりに勝利するなど、GI・7勝の活躍を見せた名牝。今年、訃報が届いた母のためにも更なる活躍を期待したいところだろう。
ストーミングホーム産駒も初出走となるが、ゴドルフィンの良血
アイスストームがスタンバイ。12年
フローラSの勝ち馬
ミッドサマーフェアや17・16年と2年連続でカルティエ賞最優秀ステイヤーに選出された
Order of St Georgeとはいとこの間柄。2走前の
小倉記念では2人気の支持を集めており、巻き返しなるか注目したい。