29日、大井競馬場で行われた第65回東京大賞典(3歳上・GI・ダ2000m・1着賞金8000万円)は、好位の後ろでレースを進めたM.デムーロ騎手騎乗の2番人気オメガパフューム(牡4、栗東・安田翔伍厩舎)が、直線で早めに先頭に立ってゴールまで押し切り、内を突いて差を詰めた5番人気ノンコノユメ(セ7、大井・荒山勝徳厩舎)に1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分4秒9(稍重)。

　さらに2馬身差の3着に4番人気モジアナフレイバー(牡4、大井・福永敏厩舎)が入った。なお、1番人気ゴールドドリーム(牡6、栗東・平田修厩舎)はモジアナフレイバーから1/2馬身差の4着、3番人気ケイティブレイブ(牡6、栗東・杉山晴紀厩舎)は8着に終わった。

　勝ったオメガパフュームは、父スウェプトオーヴァーボード、母オメガフレグランス、その父ゴールドアリュールという血統。得意の大井2000mで巻き返し、アジュディミツオー、スマートファルコン、ホッコータルマエに続く史上4頭目の東京大賞典連覇を果たした。GI/JpnIはこれが3勝目。

【M.デムーロ騎手のコメント】
　とても嬉しいです。最高です。
　スタートはいつもより良かったですが、先頭に立つといつもフワフワするのでそこまで前には行きたくありませんでした。3～4コーナーでの手応えが凄くて、今日は負けないと思いましたが、やはり先頭に立った時にフワッとしました。でも、内の馬(ノンコノユメ)が来たときにもう一回伸びてくれました。