カリフォルニア州のサンタ
アニタ競馬場は、1週間ほど前に開催中止を発表した2月13日(木曜日)に加えて、2月6日(木曜日)の開催も中止することを発表した。
2週連続開催中止の要因は、出走馬の不足だ。レース中や調教中の事故が相次いだことで、出走にあたっての獣医チェックが厳しくなったことに加え、より魅力的な賞金を提供しているアーカンソー州の
オークロンパークやケンタッキー州の
チャーチルダウンズといった競馬場に遠征する馬が増え、今開催のサンタ
アニタは出走頭数が減少。12月28日に開幕した今開催は1月30日で17日目の施行を終えたが、1レースの出走頭数は平均で7.56頭(前年は7.72頭)にとどまり、1月30日の開催では1レース6.57頭まで落ち込んでいた。
主催者は、開催日数を減らすだけではなく、出走馬が集まりやすい競走条件を吟味しながらの番組編成を心がけることで、1レースごとの出走頭数を確保したいとしている。
カリフォルニア州南部の競馬は、6月21日までがサンタ
アニタの冬春開催となっている。
(文:合田直弘)