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東京新聞杯・G3」(9日、東京)
機は熟した。3連勝中の
ヴァンドギャルドが、初重賞制覇を目指して勇躍東上する。昨年9月の1勝クラスを起点に、スムーズに3つの勝ち星を積み上げてきた。阪神、京都、東京とコースは変わっても、鋭い決め手を発揮して鮮やかに馬群から突き抜けてきた。もう本格化は目前、いよいよ開花の時を迎えようとしている。
前走後は放牧でリフレッシュ。先月29日の1週前追い切りは栗東CWで6F83秒2-12秒0(馬なり)をマークした。「いいですよ。とても順調に来ています。能力がありますから、ここからうまく完成させていければと思っています」と藤原英師は確かな成長ぶりに目を細める。
これまで重賞に5度挑み、東スポ杯2歳Sと
毎日杯の3着がベスト。残念ながらあと一歩及ばなかった。しかし、力を付けた今なら、もう勲章を手にしてもいい。2週続けて追い切りに騎乗した福永も、「素質があり、重賞を勝つ力はありました。ただ、以前はゲートの駐立などに難しいところがあったんです。ここに来てよくなってきていますし、とても楽しみです。期待しています」と手応え十分。破竹の4連勝で初タイトル奪取へ。期待の
ディープインパクト産駒が新星誕生を告げる。
提供:デイリースポーツ