(株)キー
ファーズの松島正昭代表(61)が5日、栗東トレセンを訪れ、愛国調教馬
ジャパン(牡4歳、A・オブライエン)の共同所有契約を締結したと発表した。「
クールモア、エイダン(オブライエン調教師)と“
凱旋門賞を勝てる可能性がある馬を”と話をしていました。1月31日に権利を取得し、
クールモアとの共同所有が決まりました」と説明した。
同馬は19年、パリ大賞と英インターナショナルSを勝ち、仏英でG1を連勝。続く
凱旋門賞こそ4着に敗れたが、4歳になった今年、さらなる飛躍が期待される世界的トップホースだ。
19年、同氏は英ダービー4着馬ブルームの一部所有権を購入し、
武豊とのコンビで
凱旋門賞を目指したものの、体調不良により直前で回避となった。「私の希望を言わせてもらえれば、
凱旋門賞に
武豊さんで」。購入金額は明かされなかったが、郷ひろみの名曲『2億4千万の瞳-
エキゾチック・
ジャパン』にかけて「億千万です」とジョークを飛ばした。今後はコロネーションCや
キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(ともに英G1)などに使うことが予想され、秋の
凱旋門賞出走に向けて準備を進めていく。
武豊の話「すごい話ですよ。
クールモアがこれだけの馬を日本人に売るなんてないこと。もし、(
凱旋門賞出走が)実現したらうれしいことですね」
提供:デイリースポーツ