ミカエル・ミシェル騎手にとっての初めての大井競馬開催が終了。火曜日の高知競馬(レディス
ヴィクトリーラウンド)への遠征では1勝を挙げることができたが、大井では残念ながら勝利は得られなかった。
しかし、人気薄を入着に持ち込むなどの積極的な騎乗や、馬への当たりの柔らかさを高く評価する声も上がっていた。また、フランスでのエージェントの
フレデリック・スパニュ氏とレース後に交わされるディスカッションは、時折熱を帯びたものになり、その競馬への真摯な姿勢が関係者の関心を呼んでいる。
そうした中、最終日最終Rの若獅子特別では、その前の11Rで落馬負傷した
真島大輔騎手の乗り替わりに抜擢された。
また、来週の船橋開催の重賞・
報知グランプリカップ(S3)に、実績馬
オールブラッシュで参戦することが発表された。
大井競馬最終日終了時のミシェル騎手の談話。
「
大井競馬場は、砂質が川崎とずいぶん違っていて、スピードの違いがありました。そこが課題だと思います。でも全体的には、この大井の競馬は気に入りました。勝つことが出来なかったんですけど、来週も頑張りたいと思います。何度か入着もできましたし、満足しています。
競馬はいい時も悪い時もあり、騎手とはそういうものですが、競馬に騎乗するのは常に楽しいです。先ほどのレースでも、乗り替わりでしたが、本当に楽しく乗せて頂きました。ありがたかったです。
先ほど、重賞で
オールブラッシュに乗れることを聞きました。本当にうれしいです。もちろん、勝ちたいと思っていますし、そのために全力を尽くしたいと思います。これから、過去のレースなどを見せて頂いて、研究したいと思っています。
ナイターですが、日本のナイターでは先日の高知で初めて乗って勝てましたので、合ってるかもしれません。フランスでも夜のレースは何度も乗っていて、問題ありません」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)