17日、都内のホテルで「NAR
グランプリ2019」の表彰式が行われた。殊勲騎手賞を受賞した大井・
御神本訓史騎手が、喜びの声を語った。
――受賞に際して率直なお気持ちをお聞かせください
「初受賞でしたし、ちょっとびっくりしています」
――びっくりしたというのは?
「たくさん勝たせてもらったのですけど、皆さんに認めてもらうのはまだ早いかなと思っていたので」
――去年は自身最多となる年間重賞11勝を挙げました。1年を振り返っていかがでしたか
「重賞をたくさん勝たせてもらったことは本当に思い出深いですし、交流重賞も勝つことができましたし、あんないい年ないなというくらいです」
――交流重賞は
JBCスプリントを含めて3勝、中身の濃い1年だったように思います
「はい。
浦和記念は急遽の乗り替わりでしたが、そのような状況の中でも、しっかり結果を残せたことが大きかったなと思いますし、JBCも自身2度目の勝利をすることができ、内容も良かったと思います」
――JBC2勝は地方ジョッキーで唯一です。
「JBCはなかなか地方馬で勝つチャンスは少ないのですが、みんな一矢報いるように頑張ってますし、記録は塗り替えられるものだと思ってますので、自分で更新できるようにしっかり騎乗していきたいと思います」
――去年は高知での重賞勝ち(
高知優駿、
ナンヨーオボロヅキ)もありましたね」
「お世話になった先生から声をかけていただいて、いい仕事ができたと思います。でも南関東の
東京ダービーでは、1番人気になりながらもいい仕事が出来ず悔しい思いがあったので、しっかり反省して今年につなげていきたいと思います」
――11月以降、2カ月で重賞4勝など、年末にかけてエンジンがかかってきた印象があったのですが
「いつもエンジンふかしてるんですけどね(笑)。なかなかチャンスをものにできないこともありましたので、しっかりものにできるように努力していきたいと思っています」
――今年の目標、抱負を聞かせてください
「昨年は内容も含め充実した年でした。今年は重賞でもたくさん活躍して、
地方競馬の売上に貢献できればと思います」