17日、都内のホテルで「NAR
グランプリ2019」の表彰式が行われた。特別賞を受賞した高知・
西川敏弘騎手が、喜びの声を語った。
――3000勝達成されての特別賞受賞、お気持ちは
「聞いた時には本当に自分なの? と、びっくりしたのですが、このような賞をいただけてすごく嬉しかったです」
――3月28日に通算3000勝を達成されました。
「目標が3000勝だったのですが、記録を達成することで、自分の区切りになりよかったです。自分の中で2000勝超えた時に『次3000勝超えたら、もう辞めてもかまへんのかな』という気持ちもあったのですけど、今は体力的にもまだやれるという自信もあるので、続けています。とりあえず3000勝は絶対にしたかったので嬉しかったです」
――これからは3500、4000と数字がありますが
「これから、年を重ねて体力も落ちてくるのですけど、一鞍一鞍を大事に、お客様の声援に応えられるような騎乗ができたら1番いいなと思っています」
――これまでで特に印象に残る勝利は
「1つ1つ大事なので、これ! というのは思い浮かばないのですが、今
ウォーターマーズという馬に乗せてもらっているのですが“体力勝負”というような馬なので、これは年がいってからの試練かなと思ってます。すごく勉強にもなりますし、自分の体力づくりにもなっています」
――去年1年を振り返っていかがでしたか
「去年はケガもあって、半年くらい自分の納得する騎乗が出来なくて苦しんだのですけど、年齢なりに乗ればいいんだな、と発想の転換をしてから楽になって自分のなかでは自信になりました」
――高知競馬は苦しい時期もありましたが、それを乗り越えての現在
「いまはみんなの顔が明るく、やる気が違うかなと。賞金も違いますし、手当も上がりました。競馬場自体の雰囲気が明るくなりました。日本中の皆さまのおかげだと思っています。高知はお客さまはそんなに入っていないのですが、ネットの売上がすごくて、全国の自分たちを見てくれている方のおかげだと思っています。それに応えられるよう、クリーンで、自分たちにできるレースをしていくのが目標です」
――これからの目標、抱負は
「これといった目標はないのですが、自分がやれるだけやりたいです。お客様や、応援してくれる人の気持ちを裏切らない騎乗が出来たらなと思います」