第37回
フェブラリーSを制した
モズアスコットは一夜明けた24日、栗東トレセンの馬房で過ごしていた。
「さすがに疲れてはいますし、擦り傷もありますがいつものレース後と変わりないですね」と担当の玉井助手。
フェブラリーSでは非常に落ち着いた様子でレースに臨めた。
「すごく落ち着いていました。パドックで馬が大写しになるときにちょっと入れこむかな、というくらいで。それ以外は普通に歩けていましたね。返し馬もトラウマになるくらい怖いんですけど、昨日はダートに入る一歩目でグッときたけど、あとはスムーズにいきました」
「一戦一戦が勝負」という玉井助手。芝とダートの両方でのGI勝ちとなったこのレースには強く心を揺さぶられたそうだ。
「びっくりしました。強いのはわかってますけど、ここまで強く勝ってくれるとは。感無量です」
次走は芝に戻り、
ドンカスターマイル(4月4日、豪ランドウィック芝1600m)に挑む予定だ。
(取材・文:花岡貴子)