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弥生賞・G2」(8日、中山)
態勢は万全だ。
ワーケアは美浦Wの併せ馬で余力十分に併入した。
サトノフラッグは美浦坂路で力強い脚さばきを披露。3連勝で重賞タイトルを頂く。
ブラックホールもしっかりと追われ、気配は良好だ。
サトノフラッグが4日、美浦坂路で好調をアピールした。先行する
ドリームインパクト(4歳1勝クラス)を追走し、楽な手応えで追いつくと、最後は並んだままで駆け上がった。4F51秒3-37秒3-12秒2。1週前には美浦Wで
オウケンスターダム(6歳2勝クラス)に先着を決めており、当週は息を整える程度で十分という陣営の判断だが、脚さばきは力強かった。
国枝師は「前に馬を置いて追い掛けた。とてもいい動きだったね。もともと筋肉質で大きな馬だが、少し締まってきたようだ。成長を見せているね」と満足そうだった。
2019年10月のデビュー戦は6着に敗れたが、2戦目の東京芝2000メートルでは2歳コースレコード勝ち。続く中山での1勝クラスも後続に3馬身差をつける圧勝劇を演じた。「ここ2戦は競馬を理解している。心配な点はない」と指揮官は自信満々。偉大な父の名を冠するレースを勝って、牡馬クラシック戦線の主役の座へ。連勝の勢いそのままに重賞初制覇を狙う。
提供:デイリースポーツ