「
弥生賞・G2」(8日、中山)
態勢は万全だ。
ワーケアは4日、美浦Wの併せ馬で余力十分に併入した。鞍上のルメールは好感触。クラシックの大舞台へ向けて、きっちりと結果を出しておきたい。
サトノフラッグは美浦坂路で力強い脚さばきを披露。3連勝で重賞タイトルを頂く。
ブラックホールもしっかりと追われ、気配は良好だ。
ホープフルS3着以来の
ワーケアは、美浦Wで軽快に飛ばす
フォアシュピール(3歳1勝クラス)を2馬身追走し、直線では内に切り込む。ルメールに導かれ、1完歩ごとに差を詰め、追いついたところでゴール。5F65秒4-37秒4-12秒7と2週連続で65秒台をマークし、仕上がりの良さを見せつけた。
ルメールは「最後は重かったのでプッシュした。この馬は距離が2000メートル以上欲しい。追い切りの距離は短いね」と言いながらも「フットワークは良かった。この後にコンディションが良くなる」と最終追いの効果に期待する。手塚師も「馬体もそんなに増えていないし、この馬なりに動けていたと思います」と合格点をつけた。
デビュー2連勝で挑んだ前走は、スタート直後にごちゃつき、位置取りを下げて不本意な結果になった。2度目の中山となる今回、ルメールは「できれば3〜4コーナーでポジションを上げて行きたい」と青写真を描き、「絶対能力はあるから。今回はグッドチャンス」と底力を信頼している。
「この馬はダービーの方が向くと思うので、賞金を加算したい。このメンバーで弱気なことは言えない」と手塚師は雪辱を果たす構え。今年初戦。春の大舞台へ胸を張って歩を進めたい。
提供:デイリースポーツ