5日に
川崎競馬場で行われた第66回
エンプレス杯(4歳上・牝・JpnII・ダ2100m・1着賞金3500万円)を1番人気
アンデスクイーン(牝6、栗東・
西園正都厩舎)で勝利した
クリストフ・ルメール騎手。
地方競馬短期免許で
川崎競馬場に所属する
ミカエル・ミシェル騎手については、そのエージェントの
フレデリック・スパニュ氏が、“クリストフを弟のように思っている”と語るとおり親しい間柄であるため、活躍ぶりは注目しているとのこと。
母国・フランスの後輩である
ミシェル騎手について、
ルメール騎手が語った。
【
クリストフ・ルメール騎手】
「(
ミシェル騎手の活躍については)
トレビアン(いいですね)!すごく早く南関東の競馬に慣れましたね。元気に自信を持って乗っているなと思います。日本に来る前にきちんと準備してきているのが、この活躍を見てわかります。彼女にとって貴重で重要な経験になっていると思いますし、まだまだ活躍ができると思います。
こうして彼女が活躍することで、競馬界における女性騎手の地位が格上げされると思います。フランスでは馬主、調教師ともまだまだ女性騎手を信頼していません。女性騎手は男性の2倍の努力をして、その力を証明していかなければならないのが現状です。ミカエルは、フランスにおいて女性騎手に対する男性の目線を変える働きをしている、何人かの優れた女性騎手の一人です。
もちろん、私は彼女がここで活躍をすると思っていました。彼女の騎乗
スタイルを見ていると、才能があるのがわかります。成功するためにはチャンスが必要ですし、彼女自身の努力ももっと必要です。
フレデリックとミカエルは、彼女の将来のキャリアプランを考えているので、努力し続けてくれると思います。
(
ミシェル騎手が
JRAに来るとしたら歓迎ですか?)彼女がさらに最大限の努力をしなければなりません。彼女が
JRAに来ることは、ファンや皆にとって良いことだと思います。彼女の幸運を祈っていますし、将来私たちのところに来ることを待ちたいと思っています」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)