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阪神スプリングJ・JG2」(14日、阪神)
絶対王者が帰ってきた。11カ月ぶりの障害戦も何のその、
オジュウチョウサンが同レース3勝目で、自身の記録を更新する障害重賞12連勝。4分19秒1の勝ち時計も01年
ダンシングターナーが持つ従来の記録を0秒7更新するコースおよびレースレコードとなった。
好スタートから中団に控え、障害を越える際に軽くつまずく場面もあったが、徐々にポジションを上げる。楽な手応えで直線に向き、早々と先頭に立つと、最後は9馬身差をつけた。石神は「自分の競馬をすれば負けないだろうなと思っていた。本当に脱帽です」と絶賛。和田郎師も「62キロの斤量で、この馬場でのレコードはびっくり」と頬を緩めた。
次走は5連覇が懸かる
中山GJ(4月18日・中山)へ。「9歳でも元気いっぱいで、雰囲気も変わらない」と指揮官。衰えの知らぬ希代の名ジャンパーが、また新たな歴史を刻んでいく。
提供:デイリースポーツ