27日に行われた浦和競馬第2R、C3・4歳エ(ダ1400m・10頭)は、スタート後先手を取って後続を引き離して逃げたMミシェル騎手騎乗の断然の1番人気
リバティヘッド(牡4、浦和・海馬澤司厩舎)が、そのまま後続を突き放し、3番人気トワ(牝4、浦和・
水野貴史厩舎)に8馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分31秒0(良)。3着は1馬身差で4番人気
ニットウダズル(セ4、浦和・
野口寛仁厩舎)が入った。
勝ったMミシェル騎手は、この日の騎乗終了時点で
地方競馬通算28勝(252戦)。勝率11.1%、連対率21.8%。
海外騎手の
地方競馬短期免許での勝利数記録は、アラン・ムンロ騎手(英)、ライアン・
クアトロ騎手(仏)が3ヶ月の騎乗期間で挙げた29勝で、これにあと1つと迫った。
【
ミカエル・ミシェル騎手】
「(勝ったレースについては)すごくいいレースでした。馬もすごく元気でしたし、楽に勝つことができました。ちょっとレース前興奮していたんですけど、馬に話しかけたら
リラックスしてくれ、気持ちを通じ合わせることができました。
(最終R2着の
アマノコマンダーは)この馬は、最近3着以内というのがなかったので、いい結果でした。いいレースだったと思います。
(最多勝記録が掛かる来週への意気込みを)勝つ!(笑) 記録にかかわらず、私は勝つためにここに来ているので、勝ちに行きます。
(ここまで2ヶ月)すごく満足しています。よい馬にすごく恵まれましたし、楽しんでレースをすることができました。そして、沢山のオーナーさま、調教師の皆さまに恵まれて沢山の勝ち星をあげられて、この南関東の経験に大変満足しています」
コ
ロナウイルスによって世界中の競馬が中止など影響を受ける中、
地方競馬全国協会に対し騎乗期間の約1ヶ月(騎乗期間が合計3ヶ月となる程度)の延長の検討を依頼していたミシェル騎手。この日のレースの合間の地全協職員との面談を通して、正式に不可の返答を受け取った。
ルールについては承知しているためこの決定には「仕方がない」として、週明けの最後の船橋の2日間に「ベストを尽くします」と切り替えていた。
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)