「
皐月賞・G1」(19日、中山)
注目の始動戦に向けてスイッチを入れた。
朝日杯FSの覇者
サリオスは2日、美浦Wで3頭併せ。先導する
フォルコメン(4歳3勝クラス)、
ヒシイグアス(4歳2勝クラス)を目標にゆったり運ぶと、3角付近から一気にペースアップ。直線入り口で最内から並び掛け、豪快なフットワークを繰り出していく。3頭横並びのフィニッシュで、5F68秒8-40秒2-12秒6を計時した。
3月上旬に帰厩してから3本目のコース追い。森助手は「きょうは先週までと比べて、強めの負荷をかけました。体つきや体重に大きな変わりはないが、高いレベルで安定していますね」と目を細める。
デビューから無傷の3連勝中だが、距離は全てマイル。それでも底知れない潜在能力で、あっさりクリアしてもおかしくない。無敗でのクラシック1冠目獲りへ。「(2000メートルの)距離や中山は初めてですが、馬の力を信じて、いい状態で出走させたい」と力強くうなずいた。
提供:デイリースポーツ