今朝8日は
京都2歳Sの勝ち馬、
マイラプソディ(栗東・
友道康夫厩舎)が
皐月賞(4月19日・中山芝2000m)に向けた1週前追い切りを行った。馬の少なくなった時間帯のCWコースで
武豊騎手が騎乗というシチュエーションだった。
レッドアネモスが先行、これに
サヴォワールエメが追走して、最後方から追いかける流れ。2コーナーあたりで少し行きたがっているようにも見えたので、7F標識から6F標識のラップを計測したが、16.9秒と速くないラップ。行きたがっているというよりは、
パワーが凄くて、グイグイと進んでいく感じだったのかも知れない。
6F標識の時点で先頭との差は1秒くらいだったが、その間隔を広げることも詰めることもなく、3コーナー、4コーナーへと入っていく。そして、最後の直線で最内に進路を選んで、軽く仕掛けながら前との差を詰めて、ラスト1F地点ではほぼ並ぶような形。
相手2頭も攻め動くタイプだけに、ゴールで抜け出すということはなかったが、ゴールを過ぎたあたりでの手応えは楽。やはりエンジンのかかりが遅めなところはあるのかも知れないが、走りのレベルは前走よりも確実に上昇している。
時計は6F81.4〜5F65.7〜4F51.1〜3F37.0〜1F11.8秒。全体の数字が速いことに加えて、終いもしっかりとしたラップ。前走で連勝は止まってしまったが、調教内容としては前走から巻き返すことができるところまで上昇しているように思える。
(取材・文:井内利彰)