4月11日
オーストラリアのランドウィック競馬場にて、
ダノンプレミアムも参戦した
クイーンエリザベスSを含む四つのG1レースが開催された。
この日最初のG1レースとなった
オーストラリアン・
オークス(芝・2400m)では一番人気に支持されたコレットが好位置からの横綱相撲で圧勝、鞍上はG.ボス騎手。2.5馬身差の2着には、いまだ未勝利ながら前走のG3でも2着と好走したトフィータン、鞍上はK.マケヴォイ。
続くG1・シドニーC(芝・3200m)を優勝したのは、51kgの低ハンデを活かしたエータ
ジェームス、鞍上のG.ボス騎手はG1二連勝となった。2着にはNZからの遠征馬のザ
チョーズンワン。
メインの
クイーンエリザベスSには、日本から
ダノンプレミアムが出走。
(現地オッズの)前売りでは一番人気に支持されていたが、未経験の不良馬場を不安視されたのか、当日は若干人気を落とし最終オッズでは英国からの遠征馬アデイブに一番人気を譲った。
道中はアデイブが好位3番手に付け、その少し後ろを
ダノンプレミアムが追いかける形となった。直線に入りアデイブが先頭に立つと、その外から
ダノンプレミアムが絶好の手応えで2番手へと上がり人気馬二頭の一騎打ちになるかと思われたが、更に伸びたアデイブに対して
ダノンプレミアムは直線半ばで反応が鈍り、後ろから伸びた
ベリーエレガントにも交わされ3着となった。
アデイブは2.8馬身差の完勝で
オーストラリアでの戦績を2戦2勝とした。
牝馬限定G1の
クールモアレガシーS(芝・1600m)では、3番人気の6歳牝馬
コンテパルティロが優勝、2着には3歳の
ファンスターが入った。
なお、同開催はコ
ロナウイルスの影響で無観客、そして主なG1レースは賞金減額の上で行われた。
(取材:川上鉱介)