18日(土)中山競馬場で行われる
中山グランドジャンプ(J・GI)に出走予定の
シングンマイケル(せん6、美浦・大江原哲厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
シングンマイケルについて
金子光希騎手(
最優秀障害馬となった去年1年について)
「高市先生が大事に大事に育ててくれて、花を咲かせてくれました。
オジュウチョウサンという稀代の名馬がいない中での重賞3連勝でしたが、教えてきたことや馬の成長力が実を結び、先生の熱意が実を結んだのだと思います」
(前走で
オジュウチョウサンと初対決。振り返って)
「(相手は)強かったですね。そう簡単に勝てるほど甘くはないと思っていましたが、9馬身差のレコード勝ちですからさすが王者という貫禄がありました。ただ、僕の馬もまだまだ成長途上だと思っていますから、もっと上を目指して戦っていきたいと思うところです」
(中間の調整について)
「久しぶりに、1ヶ月と期間が短い中での調整となりました。心肺に不安はなかったので、コンディションだけを大江原先生とお話しながら、馬の様子を逐一みながら、進めてきました」
(最終追い切りの手応えは)
「調教は基本的に動きますし、前走のあとトモをぶつけて傷があったようなのですが、そのあたりを確認しながらコンディションを整えて、レースに対して不安のない状態だと思います」
(前走との比較では?)
「維持ですね。輸送がないぶん、体は楽だと思います。今回からスクーリングという形で、競馬場で障害を見せながら
リラックスして一晩過ごして、決戦に臨むという形になります」
(舞台設定について)
「バンケットが非常に上手な馬です。大生垣も大竹柵も全く苦にしませんでしたし、これといって課題や不安はありません。王者に一矢報いるよう頑張ります」
(レースプランは)
「あれだけの斤量や距離、大きい障害になると、心身ともに強いものがないと乗り越えられませんからね。攻めの姿勢というか、意気込みをもって臨みたいと思っています」
(ファンに向けて)
「皆さんも思っているでしょうけど、どの馬が勝ってもこの感動を皆さんと分かち合いたかったというのが正直なところです。またいつかコ
ロナ禍が終息したら、競馬場にいらしてください。お待ちしています」
(取材:小塚歩)
ラジオNIKKEI