「
皐月賞・G1」(19日、中山)
1番人気
コントレイルが、デビューから無傷の4連勝でクラシック初制覇を決めた。コンビを組んだ
福永祐一騎手(43)=栗東・フリー=は
皐月賞初Vで、史上11人目となるクラシック完全制覇を達成した。
レースは
キメラヴェリテが逃げて、3番人気の
サリオスが5、6番手、2番人気の
サトノフラッグが中団から追走。
コントレイルは思ったより前に進まず、やや後方のポジションからの競馬となった。
直線に入ると外から上がっていった
サトノフラッグをマークする形で、
コントレイルが一気に首位争いまで進出。残り150メートルあたりから、内から抜け出した
サリオスとの完全なマッチレースに。最後は半馬身差をつけて、見事にG1連勝を決めた。2着は
サリオス、3着には8番人気
ガロアクリークが入り、
サトノフラッグは5着だった。
福永は「ちょっと想定外のレースになりました。先行力があるので2、3番手の競馬を考えていたが、2コーナーを回る時はかなり後ろになったので、これは大変だなと思った。ただ、直線では突き抜けるかというくらいの手応えでした。さすがに相手も強くて、簡単ではなかったけど、よく押し切ってくれました。きょうのレースなら、距離はもっとあっても大丈夫なところを見せてくれた。ダービーも楽しみです」とクラシック2冠制覇への意欲を見せた。
提供:デイリースポーツ