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ローラS・G2」(26日、東京)
3歳牝馬の宝庫・手塚厩舎から、今度は
ウインマリリンが大一番を目指す。降雪による延期のアク
シデントも難なくはねのけ、
ミモザ賞で2勝目をゲット。高い素質に加えて、タフな精神力の持ち主。初の重賞チャレンジにも臆することなく、樫への切符をつかみ取る。
桜花賞には
マルターズディオサと
インターミッションの2頭出し。また、先週の
雪うさぎ賞を
ジュニパーベリーが制すなど、3歳牝馬の層が厚い手塚厩舎から、今度は
ウインマリリンが大一番への切符獲りに挑む。
季節外れの降雪により、2日延期となった前走の
ミモザ賞。再度の輸送、そしてプラス8キロの馬体など不安もあったが、4角2番手からメンバー最速タイの末脚を繰り出し、追いすがる
ウインキートス以下を完封して2勝目を挙げた。「体が緩く見えたけど、ああいう競馬で勝てたのは大きいね。今回はすごく楽しみ」と手塚師も満足そうにうなずく。
前走から中3週と間隔は詰まっているが、中間は美浦坂路でしっかりと乗り込まれており、調整は順調そのもの。「今回は10キロぐらい絞れてくると思う。450キロ前後で出れそうだね」とさらなる上積みをアピールした。
同馬の兄
ウインマーレライは14年
ラジオNIKKEI賞の覇者。そして、指揮官も管理した
ウインヴォラーレは中長距離で安定した走りを見せていた。「この馬に2400メートルの距離はいい。東京コースも合っていると思う。
オークスに行きたいね」と大舞台を見据える。さらなるメンバー強化も含め、クリアすべき課題もあるが、今は期待感の方がはるかに勝っている。
提供:デイリースポーツ