今季最初の重賞競走「第10回
コスモバルク記念H2」(優勝:
ドラゴンエアル)で締め括られたシーズントップの1回門別開催(4月15日~23日/計4日間)。その最終日は発売総額が8億300万円余りを記録、計画(予算)比で「140.95%」と非常に大きな伸びを見せ、新型コ
ロナウイルス感染症の拡大防止に努める道営史上初「無観客開催」での最高記録が刻まれた。
「静寂」に包まれたナイトレース。その蹄音が、普段以上に力強く迫ってくる今季の門別
グランシャリオナイターに対し、実に平成6年(1994年)度以来となる「総発売額330億円超え」を達成した昨季を大きく上回るレベルで、全国の皆さんが関心を寄せてくれていることを実感するオープニング開催だった。
そして、きょう28日からは「2回門別」開催(29日/5月5日・6日=計4日間)がスタートする。例年なら、シーズン中でも最も来場者が多くなるGW開催。「日高特産市」など多彩なイ
ベント・ファンサービスを楽しめる「春のケイバ祭り」が行われるわけだが、今季は前開催に続き「無観客」で行われるため残念ながら休止となってしまった。
「ケイバ祭り」で“馬産地競馬”ならではの魅力を満喫していただくためにも、新型コ
ロナウイルス感染症の「一日も早い収束」を願ってやまないわけだが、そのためにも今年は何とぞ皆様「STAY HOME」でホッカイドウ競馬をお楽しみいただけますよう、よろしくお願い致します!
今日28日は全11レース。メイン競走=最終11Rは、C1-2組~C2-1組クラスの10頭が出走予定の「レンギョウ特別/1700m外回り」(発走20時35分)だ。長期にわたり、この門別コースで戦歴を重ねてきた出走馬が大半を占める組み合わせなのだが、うち6頭は前走4月15日「
グランシャリオナイター開幕特別」で顔を合わせた面々。そこで2着だった
ヤマニンフライハイは3着
ベストダンスに0秒7の差を付けており、4角手前からコーナーで一気に押し上げて行った走破内容、年度替わりの格付け再編成でC1-2組に降級した優位性などから、今回は上位人気に支持されそうだ。
昨季後半、B4やB3級で勝ち負けしていた元格上
アイアイヨークンや、
JRA3歳未勝利からの転入2戦目
ナムラオニヘイ、得意とする中距離戦への距離延長で上位争いが望める
インディーズルアーらも「互角以上」の走りが期待される地力を秘める。20時35分のゲートインを、楽しみにお待ちいただきたい。
(文:ひだか応援隊)