「
オークス・G1」(24日、東京)
断然の1番人気に支持された
デアリングタクトが、ゴール前で鮮やかな差し切りを決めて、デビューから無傷の4連勝で
桜花賞に続きクラシックを制覇。無敗での牝馬クラシック2冠馬の誕生は、1957年の
ミスオンワード以来、実に63年ぶりの快挙となった。
レースは予想通り
スマイルカナが逃げて、
ウインマリリン、
クラヴァシュドール、
アブレイズが続く。
デアリングタクトは12、13番手のポジションから、その直後に2番人気の
デゼルがつけた。最後の直線に入ると
スマイルカナをかわした
ウインマリリンが内ラチ沿いを伸びて押し切りを図り、さらに人気薄の
ウインマイティーが伸びてきて食い下がる。しかし、狭い馬群を割って抜け出してきた
デアリングタクトが豪快なス
トライドでグイグイと詰め寄り、ゴール前で2頭をまとめてかわして快勝した。2着は
ウインマリリン、3着に
ウインマイティー。
デゼルは直線で外に出したが、伸び切れず11着に終わった。
ガッツポーズを繰り返した松山は「何とか期待に応えることができてホッとしています。1、2コーナーで狭くなったり、ぶつかったりしてポジションが下がったので、脚をためることに専念しました。直線も少し狭くなりましたが真ん中を狙って、しっかり伸びてくれて強い競馬でした。頑張ってくれた馬に、ありがとうと言いたい」と2冠制覇の喜びをかみしめように話した。
提供:デイリースポーツ