「
日本ダービー・G1」(31日、東京)
青葉賞2着からの下克上を狙っている。
ヴァルコスで自身6度目のダービーに挑む
三浦皇成騎手(30)がテン乗りで出走権利を獲得した前哨戦を振り返る。
「競馬前に全部のレースを見て、長く脚を使うイメージを持っていました。あの日は前残りが続いていたし、いいポジションで運ぼうと思っていたのですが、ゲートを出てダッシュがつかなくて」。発馬のロスは誤算だったが、早めの仕掛けから接戦の首位争いを演じた姿に底知れぬ能力を感じ取ったという。「向正面から動いて行って、最後まで止まらなかった。そんな馬はこれまでの経験で初めて」と目を丸くする。
オーナーは、プロ野球やメジャーリーグで抑えの切り札として活躍した佐々木主浩氏。「佐々木さんがダービー初参戦というのは意外でした。以前、
シュヴァルグランに乗せてもらった時(18年
大阪杯=13着)は結果で応えることができなかったけど、ダービーの手綱を握らせてもらえるからには勝つためにエスコートしたい」。デビュー前から付き合いの深いオーナーの期待に、最高の舞台で応えてみせる。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ