netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった
日本ダービーの「
ゴールデンコンビ」はこちら。
【
堀宣行厩舎×
D.レーン騎手(
サリオス)】
皐月賞、
NHKマイルCでも紹介したが、改めてこのコンビを推奨したい。
D.レーン騎手は昨春に初来日すると、19年
ヴィクトリアマイルを
ノームコアで、同年の
宝塚記念、
コックスプレート、
有馬記念を
リスグラシューで制するなど大旋風を巻き起こした。その身元引受調教師だったのが
堀宣行調教師である。
「
堀宣行厩舎×
D.レーン騎手」の「直近1年」成績は14-4-4-13で複勝率62.9%、複勝回収率94.0%。
皐月賞時点では複勝率55.6%、複勝回収率107.0%だったので、好走率は上がったものの回収率は下がってしまった。とはいえ、過剰人気は避けられないブランド力のあるコンビなので、回収率が下がってしまうのは致し方ない部分だろう。今回の来日で、一層、好走率を上げてきている事実を重視したい。勝率40.0%、単勝回収率111.7%と勝ち切りという点で馬券妙味がありそうで、2番人気濃厚の今回、1着付けの買い目を組むのも面白いだろう。昨年末の
有馬記念がまさにこのパターンだった。
D.レーン騎手は
サリオスに3度目の騎乗となる。新馬戦が2番人気1着、
皐月賞が3番人気2着といずれも人気を上回る走りを見せている。530キロを超える大型馬なので叩かれての上積みは大きいだろうし、巷間では不安視する向きもあるが、
ハーツクライ産駒ならば距離延長がプラスに働く可能性も十分。決して
コントレイルと勝負付けが済んだわけではない。