「
安田記念・G1」(7日、東京)
デビュー17年目でダービー初騎乗を果たした
津村明秀騎手(34)=美浦・フリー。10日の東京9Rで落馬し左腕を負傷したが、懸命の治療で間に合わせた。
ビターエンダーとのコンビで挑んだが10着。「無観客だったのでダービーの雰囲気はあまり味わえませんでした。来年こそはいい状態でダービーに乗りたいですね」と前を向いた。
今週の
安田記念では
ケイアイノーテックで参戦する。丸2年以上勝ち星に見放されている18年NHKマイルC覇者だが、復調の手応えは感じているという。「前回乗った時(2走前=
ダービー卿CT4着)に“チークピーシーズをつけてほしい”と進言したんです。自分は乗れなかったのですが、チークを装着した前走の内容は悪くなかった」。前走の京王杯SCは6着でも、メンバー2位となる上がり3F32秒5の末脚を繰り出してみせた。
戦法は決めている。「エンジンがかかってからは長く脚を使える馬。前半をリズム良く運んで、早めにスパートさせるつもり」。豪華メンバーが相手でも、自分の競馬に徹して復活劇を演出する。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ