7日に東京競馬場で行われる
安田記念(3歳上・GI・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で2回の
スクリーンヒーロー、
シンボリクリスエス、
ローエングリン、
キングカメハメハ、
ハーツクライ、
サクラバクシンオー、
クロフネ、
マンハッタンカフェ、
タニノギムレットと続く。リピーターの活躍が目立つことも特徴で、3着以内に好走した延べ30頭のうち14頭、実頭数で7頭が
安田記念で好走実績を持っていたことになる。
ディープインパクト産駒は「2-1-2-31」。17年
サトノアラジン(7人気)、11年
リアルインパクト(9人気)、勝ち馬2頭含め、3着以内に好走した5頭のうち4頭が6人気以下の人気薄で、1~5人気に推された馬が「0-1-0-12」と不振傾向にあることは気に留めておきたい。今年は
グランアレグリア、
ケイアイノーテック、
ダノンキングリー、
ダノンプレミアム、
ヴァンドギャルドの5頭が出走予定。
ロードカナロア産駒は「0-0-1-1」。昨年は1人気の支持を集めた
アーモンドアイが不利を受けながらも上がり3F最速となる末脚を駆使して3着に好走。上がり3F2位も同産駒の
ステルヴィオが記録しており、適性自体は十分に示せたように思える。今年は断然の人気が予想される
アーモンドアイほか、
ダノンスマッシュが出走予定。
ステイゴールド産駒は「1-0-0-2」。昨年、自身にとってもGI初制覇となった
インディチャンプは、11年の勝ち馬
リアルインパクトの甥にあたる血統でもあった。その
インディチャンプが、今年は19年春秋マイルGI制覇の肩書きを背負って連覇を目論むことになる。
ダイワメジャー産駒は「0-0-0-10」。意外にも未だ3着以内に好走例はないが、延べ10頭のうち8頭が6人気以下、5頭が10人気以下であったこと思えば見限れないか。今年、同産駒として出走する
アドマイヤマーズは、マイルGIで3勝を挙げる実績からも真打ち登場となるだろうか。