6日に阪神競馬場で行われる
鳴尾記念(3歳上・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、施行条件が変更された2012年以降をデータの集計対象とした。
過去8年で最多となる5回の馬券絡みが
ディープインパクト。4回で
ステイゴールドが続き、2回が
キングカメハメハ、
ブラックタイドとなっている。
ディープインパクト産駒は「1-2-2-11」。16年に
サトノノブレスが当時のコースレコードとなる優秀なタイムで勝利しているが、昨年も
ギベオン(2人気・4着)が馬券圏外に敗れていたように上位人気馬の取りこぼしも少なくない。今年は
サトノルークス、
ラヴズオンリーユーの2頭が出走予定。
キングカメハメハ産駒は「2-0-0-3」。15年
ラブリーデイ、12年
トゥザグローリーと2頭の勝ち馬を出しており、施行条件が変更されてから複数回勝利経験のある唯一の種牡馬だ。また、勝つか負けるかハッキリした成績になっていることも興味深い。今年は
エアウィンザーと
レッドジェニアルの2頭が出走予定。
ステイゴールド産駒は「1-1-2-2」。昨年も
ステイフーリッシュ(4人気・3着)が好走し、同産駒は3年連続で馬券に絡む活躍を見せている。また、12年
ナカヤマナイト(4人気・4着)も3着とはハナ差なので、レース相性の観点からは申し分ない成績といえるだろう。今年は
トリコロールブルー、
パフォーマプロミスの2頭が出走予定。
ルーラーシップ産駒は「1-0-0-0」。昨年、
メールドグラースが産駒としても初出走&初勝利を飾っており、
キングカメハメハの産駒が結果を残していることからも引き続き注目しておきたい種牡馬だ。同産駒からは
ドミナートゥスが出走予定。
初出走となる
ロードカナロア産駒の
レッドガランも
キングカメハメハの孫世代。前走
新潟大賞典では1人気に支持されていたほどで、4勝を挙げる阪神で巻き返しなるだろうか(同産駒のコース成績は「2-4-2-17」勝率8.0%・複勝率32.0%)。