英国王室主催の
ロイヤルアスコットが、明日16日(火曜日)に開幕する。
一般ファンが入場出来ないだけでなく、残念ながら王族の皆様の来場も今年はない。王族がおられぬゆえ、入場する出走馬関係者も正装(男性ならばテールスーツに
トールハット、女性ならば
ドレスにお帽子)を求められないことになった。
明日の開幕カードには、G1クイーンアンS(芝8F)、G1
キングズスタンドS(芝5F)という2つのG1を含む5重賞が組まれている。
G1クイーンアンSは、3歳だった昨季、G1セントジェームズパレスS(芝7F213y)、G1ムーランドロンシャン賞(芝1600m)という2つのマイルG1を制した
サーカスマキシマス(牡4、父
ガリレオ)が中心。
G1
キングズスタンドS(芝5F)は、昨季のG1ナンソープS(芝5F)を3.3/4馬身差で快勝した際にレイティング126を獲得し、世界ランキング短距離部門で首位となった
バターシュ(セン6、父
ダークエンジェル)が、圧倒的人気を集めている。
7月4日に
エプソムで行われるG1英
オークス(芝12F6y)、G1英ダービー(芝12F6y)への重要なプレップになると見られているのが、3歳牝馬のG2リブルスデイルS(芝11F211y)と3歳牡馬・セン馬のG2
キングエドワード7世S(芝11F211y)だ。G2リブルスデイルSに登場する
フランクリーダーリング(牝3、父
フランケル)、G2
キングエドワード7世Sに登場する
モーグル(牡3、父
ガリレオ)といった、
オークス・ダービーの前売りで上位人気に推されている馬たちのレース振りに注目が集まっている。
(文:合田直弘)