21日に函館競馬場で行われる函館ス
プリントS(3歳上・GIII・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みが
クロフネ。3回で
マンハッタンカフェ、
ファルブラヴが続き、2回が
ダイワメジャー、
キングカメハメハとなっている。
ダイワメジャー産駒は「1-0-1-3」。18年
ナックビーナス(1人気3着)、16年
ソルヴェイグ(12人気1着)、と2度の好走例は牝馬によるもので、牡馬は15年に
コパノリチャードが1人気ながら14着と大敗を喫している。今年は
メイショウショウブが出走予定。
種牡馬として初出走を迎える
ロードカナロアは、現役時に12年2着の好走実績を持つ。昨年は禁止薬物検出騒動で
ダノンスマッシュが競走除外になっており、産駒は改めて適性を問われることになる。今年は上位人気と目される
ダイアトニックが出走予定。
Shamardal産駒の
ライトオンキュー、
First Samurai産駒の
シヴァージは、
Giant's Causewayの孫世代。いずれも函館芝1200m自体に初出走となる種牡馬ではあるが、昨年に
アスターペガサス(
父Giant's Causeway)が2着に好走していることで父系の適性を強調できそうだ。
初出走となる
Fastnet Rock産駒からは
フィアーノロマーノが出走予定。父は豪州を代表するス
プリンターかつ名種牡馬でもあり、初出走となる芝1200m戦で新たな一面を見せられるだろうか(同産駒のコース成績は「0-1-1-4」勝率0.0%・複勝率33.3%)。
連闘で挑む
ジョーマンデリンは初出走となる
ジョーカプチーノ産駒。父系祖
父マンハッタンカフェの産駒は、18年
ヒルノデイバロー(10人気2着)、14年
ガルボ(8人気1着)、11年
アンシェルブルー(2人気3着)、10年
アーバニティ(3人気5着)、と抜群の相性を誇っていただけに、後継種牡馬として動向を注視したい(同産駒のコース成績は「4-1-0-9」勝率28.6%・複勝率35.7%)。