6月21日、
佐賀競馬場で重賞・佐賀がばいダッシュ(900m)が行われる。「スーパース
プリントシリーズ(SSS)」の一戦で、同シリーズは向正面からスタートするワンターン、1000m以下のレースで構成されている。佐賀がばいダッシュも向正面引き込み線からスタートし、3〜4コーナーを回るとすぐにゴールという900m戦。1分に満たない電撃戦で、第1回の昨年は2番手外から直線で抜け出した
エイシンビリケンが優勝、2着は逃げた
エリザベスセーラと、とにかくスタートダッシュの速い馬を狙いたいレースである。
今年の中心は何といっても
ドラゴンゲート。
JRA時代には格上挑戦でオープンクラスのハンデ戦・
NST賞(新潟ダート1200m)を勝ち、GIII・
カペラSでも4着の実績がある。南関東を経て昨夏に佐賀へ移籍。佐賀では1400m以下のレースに狙いを定め、重賞2勝を含む無敗の10連勝と、短距離で圧倒的な強さを誇る。900m戦でも2勝を挙げており、いずれも4コーナーや直線でジョッキーが自身の足の間から後続を確認しながら余裕を持っての勝利。大外枠というのもレースがしやすそうで、ここでも抜けた存在だろう。
相手候補筆頭は
エリザベスセーラ。昨年の2着馬で、スタートが速く、軽快に逃げて結果を残してきた。3走前は4コーナーで勝ち馬に並ばれながらも直線半ばまで粘りに粘って2着。ここ2走はやや展開に恵まれなかった感もあるが、900m戦なら6戦2勝、2着3回。
ドラゴンゲート以外にはスタートダッシュも実績も上回っているだろう。
他は混戦模様で、展開一つで入れ替わりそう。
ナイトフィーバーは前走、後方からのレースとなったが、直線でしっかり伸びて5着。超短距離戦ではあるが、展開次第で3着争いに加わる可能性がありそう。
佐賀がばいダッシュは6月21日佐賀10R、18時00分発走予定。
(文:大恵陽子)