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ステイヤーズS、アイポッパー悲願の初重賞

  • 2006年12月02日(土) 15時25分
 2日、中山競馬場で行われたステイヤーズS(3歳上、GII・芝3600m)は、O.ペリエ騎手騎乗の1番人気アイポッパー(牡6、栗東・清水出美厩舎)が、3、4番手追走から直線入り口で先頭に立つと後続を引き離し、中団から差してきた2番人気トウカイトリックに3馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは3分43秒4(良)。さらに3.1/2馬身差の3着には4番人気チェストウイングが入った。

 勝ったアイポッパー父サッカーボーイ母サンデーアイ(その父サンデーサイレンス)という血統。半弟に同厩舎でJRA現5勝のインマイアイズ(牡5、父サクラバクシンオー)がいる。4歳時の04年春にオープン入りし、05年万葉S(OP)を勝利。その後、05年阪神大賞典(GII)2着、05年天皇賞・春(GI)3着、さらにオーストラリアに遠征して05年コーフィールドC(豪G1)2着など、国内外のGIレースで好走を続けていたものの重賞勝ちには届かず、今回がデビュー24戦目、重賞出走12走目で悲願の重賞制覇となった。通算成績24戦7勝(うち海外2戦0勝)。

 鞍上のO.ペリエ騎手は昨年のデルタブルースに続きこのレース2連覇。JRA重賞は今年のアーリントンC(GIII、ステキシンスケクン)以来の36勝目。管理する清水出美調教師は01年のこのレース(エリモブライアン)以来5年ぶりのJRA重賞勝ちで、通算7勝目となった。

 なお、このレースは04年M.デムーロ騎手(ダイタクバートラム)、05年O.ペリエ騎手と、3年連続で外国騎手の勝利。また、サッカーボーイ産駒は04年新潟記念(GIII、スーパージーン)以来約2年3か月ぶりのJRA重賞重賞勝ちとなった。

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