2日、中山競馬場で行われたステイヤーズS(3歳上、GII・芝3600m)は、O.ペリエ騎手騎乗の1番人気
アイポッパー(牡6、栗東・
清水出美厩舎)が、3、4番手追走から直線入り口で先頭に立つと後続を引き離し、中団から差してきた2番人気
トウカイトリックに3馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは3分43秒4(良)。さらに3.1/2馬身差の3着には4番人気
チェストウイングが入った。
勝った
アイポッパーは
父サッカーボーイ、
母サンデーアイ(
その父サンデーサイレンス)という血統。半弟に同厩舎で
JRA現5勝の
インマイアイズ(牡5、
父サクラバクシンオー)がいる。4歳時の04年春にオープン入りし、05年
万葉S(OP)を勝利。その後、05年
阪神大賞典(GII)2着、05年
天皇賞・春(GI)3着、さらに
オーストラリアに遠征して05年
コーフィールドC(豪G1)2着など、国内外のGIレースで好走を続けていたものの重賞勝ちには届かず、今回がデビュー24戦目、重賞出走12走目で悲願の重賞制覇となった。通算成績24戦7勝(うち海外2戦0勝)。
鞍上のO.ペリエ騎手は昨年の
デルタブルースに続きこのレース2連覇。
JRA重賞は今年の
アーリントンC(GIII、
ステキシンスケクン)以来の36勝目。管理する
清水出美調教師は01年のこのレース(
エリモブライアン)以来5年ぶりの
JRA重賞勝ちで、通算7勝目となった。
なお、このレースは04年
M.デムーロ騎手(
ダイタクバートラム)、05年O.ペリエ騎手と、3年連続で外国騎手の勝利。また、
サッカーボーイ産駒は04年
新潟記念(GIII、
スーパージーン)以来約2年3か月ぶりの
JRA重賞重賞勝ちとなった。