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【ジャパンダートダービーレース後コメント】ダノンファラオ坂井瑠星騎手ら

ラジオNIKKEI
  • 2020年07月09日(木) 12時00分
8日、大井競馬場(天候:曇、馬場:重)で行われたダートグレード競走の第22回ジャパンダートダービー(JpnI・ダート2000m)は、13頭によって行われ、2番手からレースを運んだ6番人気ダノンファラオ(JRA)が、最後の直線で逃げる4番人気のダイメイコリーダ(JRA)を捉え2分05秒9の時計でレースを制した。勝利した坂井瑠星騎手はGI級レース初制覇となった。1馬身3/4差の2着にダイメイコリーダ、5馬身差の3着に8番人気のキタノオクトパス(JRA)が続き、1着から3着までJRA勢が占めた。また、断然人気のカフェファラオは道中3番手の内という絶好のポジションも直線で伸びきれず7着に終わった。

勝ったダノンファラオは父American Pharoah母クリスプ(母の父El Corredor)という血統の牡3歳馬。JRA栗東・矢作芳人厩舎所属。通算成績は8戦3勝(うち地方2戦1勝)。

<レース後の関係者のコメント>
1着 ダノンファラオ(坂井瑠星騎手)
「嬉しいです。乗せて頂いた関係者の皆様に感謝したいです。パドックで乗った時に、前走より状態が上がっていると感じました。間隔を開けて良い状態になっていました。行けるならハナに行こうと思っていましたが、外のダイメイコリーダが速かったので、切り替えて2番手から運びました。道中はしっかり走ってくれていましたし、4コーナーから直線の感じでは前はかわせそうだったので、あとは後ろから来る馬がいるかだと思って追っていました。まだ3歳で緩い所もありますし、良くなる余地はかなりあると思います。その中で結果を出せて嬉しいです」

1着 ダノンファラオ(矢作芳人調教師)
「やはり大井で勝つのは、いつも良いものですね。今日はイレ込みもいつもほどではなかったですし、緩くて完成はまだ先でも、馬体も絞れて素晴らしいなと思っていました。やはり道中はカフェファラオが後ろにいましたし、安心は出来なかったのですが、この馬の潜在能力を信じていました。直線で後ろが離れたので、まさかと思いましたが、友人の森田調教師の管理馬とワンツーになったので嬉しかったです。セレクトセールで高値でオーナーに買って頂いた馬ですし、まだまだ満足はできません。緩さが取れて古馬になったら、もっと強くなると思いますが、今日は馬を褒めてあげたいです。(この後について)夏は休ませるつもりです。この状況でアメリカへ行くのは難しいと思いますし、11月にまた大井(JBC)へ帰ってきたいと思っています」

2着 ダイメイコリーダ(池添謙一騎手)
「スタートも良かったですし、自分のペースで行けました。勝ち馬にぴったり来られる形になりながらも、よく頑張ってくれました」

4着 ブラヴール(本橋孝太騎手)
「(ピークと比べると)6割、7割という感じでした。それでもビックリするぐらい、凄い脚を使ってくれました」

7着 カフェファラオ(D.レーン騎手)
「最初のコーナーの所にあった車のタイヤの跡に驚いて、逆手前のままで向正面まで走ってしまい、脚のバランスを崩してしまいました。キャリア4戦目でキックバックも未経験で、そこにも反応してしまいました。3、4コーナーもタイトな形になって、直線までスムーズな流れになりませんでした」

8着 バーナードループ(C.ルメール騎手)
「返し馬から集中していなくて、道中もあまり進んで行きませんでした。チークピーシーズを着ければ、もっと集中して走れるかも知れません」

(取材:大関隼)

ラジオNIKKEI

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