7月9日・10日の両日にわたって英国ニューマーケットで行われた「タタソールズ・
ジュライセール」は、上場頭数が前年に比べて4割以上少なかったことを受け、総売り上げは前年比53.4%ダウンの594万900ギニー、平均価格は前年比24.5%ダウンの1万8003ギニー、中間価格は前年比16.7%ダウンの1万ギニーと、大きな落ち込みを見せた。コ
ロナ禍で移動制限がある中での開催だったことを鑑みると、致し方のない結果と受け止められている。
その一方で、前年は7.4%だった主取り率が、今年は4.1%に低下。マーケットとしては大きく縮小したものの、競走馬への確かな需要があったことが確認されている。
最高価格馬は、ランドフォースを受胎して上場された
カラジア(牝5)と、
ハリーエンジェルを受胎して上場されたニュー
ジャズ(牝4)の2頭で、価格は13万ギニー(約1902万円)だった。
(文:合田直弘)