12日(日)函館10R「横津
岳特別」(3歳上2勝クラス、芝2600m)で、門別から遠征で挑んだ
シンボ(牡3・齊藤正弘厩舎、父
ベーカバド)が鮮やかな逃げ切りVを決めた。門別3歳三冠レースの「
北斗盃H2」3着→「
北海優駿(ダービー)」2着のクラシック好走馬なのだが、初の
JRA参戦、しかも古馬2勝クラスということで単勝オッズ「59.5倍」の10番人気。そんな低評価に反発するかのような激走は、同レース出走の他陣営だけでなく、全国のファンの皆さんにも大きな驚きを与えたのかもしれない。同時に、期待を込めて投票した皆さんには「高配当的中」の喜びも、もたらされましたね!的中された皆様、おめでとうございました!
齊藤正弘調教師は、騎手だった2003年夏、
ナチュラルナインで3歳上500万円以下(函館芝1800m)&
支笏湖特別(札幌芝2600m)を人気薄で2連勝。2009年夏には14番人気
ビービーエーディンで2歳OPの
すずらん賞(札幌芝1200m)を制すると、今度は2012年夏、調教師として
シーギリヤガールで再度
すずらん賞(同)を勝つなど、日頃
JRAのレースしか見ていないというファンの皆さんの記憶にも残っているかもしれない活躍を見せてきた。その師をしても今回の勝利は格別だったようで「2周目の向こう正面で早めに来られて厳しい展開になったけど、あそこで呑み込まれることなくゴールまで踏ん張り切ったんだから。頑張ったよね、ほんと。
北斗盃(3着)や
北海優駿(2着)でキツイ競馬を経験したのが、最後の直線で生きたんだと思う」。電話の向こうの声は、もう、弾みっ放し。齊藤先生、本当におめでとうございました!
同じ12日(日)、函館「横津
岳特別」から3時間20分後に盛岡11Rで行われ地方全国交流重賞「第21回
オパールカップM2」(芝1700mで施行予定も、走路状況悪化のためダート1600mに変更)も、これまた「門別デビュー馬」が大活躍。1着
エイシンハルニレ(現在は岩手所属)、2着
フジノロケット(門別・
米川昇厩舎から遠征)、3着
ナーリー(現在は岩手所属)で「馬券圏内」をすべて占める結果となった。
さかのぼって11日(土)阪神12R(1勝クラス、芝1200m)では、今春門別で戦列に復帰し一ヶ月半で3勝を挙げた
ファストフォースが、好位追走から鋭く抜け出し2着に2馬身半差の快勝を決めてみせた。いまや
JRAも含め、全国の競馬を楽しむ上で「門別デビュー馬・経歴馬」は“常に要チェック”と言っても、決して過言じゃないのでは。そのくらい、全国での活躍が続いている。
きょう14日(火)のメイン(最終)11Rは、JBC協会協賛「スタリオン・プレミアムシリーズ」の
サトノダイヤモンド・プレミアム(A3-2〜B3-1組、1800m外回り)。下馬評段階では、近走好調馬と不振馬が枠の内外でハッキリ二分される組合せになった。内の1〜4番に固まった好調馬、
アイアンブルー、
ルフィアンキック、
バンカブルスター、
サイファリスの上位争いになる確率が高そう。割って入っても2走前に後の
北海優駿(ダービー)馬
アベニンドリームの3着に踏ん張った
アルマシャールくらいか。堅めの配当をキッチリ獲っておきたい一戦となる可能性が高そうだ。
ゲートインは20時40分です。お楽しみに!
(文:ひだか応援隊)