現地時間9日、米・
ハリウッドパーク競馬場の3Rにて、05年に同場でアメリカン
オークス(米G1・芝10f)を制した
シーザリオ(牝4、
父スペシャルウィーク)の名を冠した
シーザリオS(3歳牝、芝8f、1着賞金5万5000ドル=約630万円)が行われる。
アメリカでは日本に比べ、G1ウイナーの名前がレース名になることが多く、今回、日本馬として初めて米G1を勝ったこと
シーザリオがレース名となった。同レースには9頭が出走を予定している。
シーザリオは
父スペシャルウィーク、母がラトガーズBCH(米G3)の勝ち馬
キロフプリミエール(
その父Sadler's Wells)という血統。デビュー戦から3連勝で05年フラワーC(GIII)を制し、
桜花賞(GI)では2着に惜敗したものの、続く
オークス(GI)では1番人気に応え優勝。その後米国へ遠征し、
ハリウッドパーク競馬場で行われたアメリカン
オークスを4馬身差で圧勝し、日本馬史上初の米G1制覇を達成した。帰国後、右前繋靱帯炎を発症し、4月19日に
JRA競走馬登録を抹消されていた。通算成績6戦5勝(重賞3勝、海外1戦1勝)。
現在は北海道安平町・ノーザン
ファームで繁殖生活を送っており、
キングカメハメハの受胎が確認されている。