JBC競走の創設から記念の「第20回」を迎える今年から、
門別競馬場1800m外回りを舞台に行われることが決まっている「
JBC2歳優駿JpnIII」競走。その施行日である11月3日(祝・火)まで、7月26日(日)で「あと100日!」=「カウントダウン100」が始まることから、当日は盛岡競馬10Rと、帯広競馬(ばんえい)11Rでそれぞれ特別競走「2020JBCまであと100日」が施行されました。
いよいよ「馬産地競馬」に組み込まれることとなった「JBC競走」が間近になってきたことを実感するわけですが、その「第1回
JBC2歳優駿JpnIII」を見据えるうえで絶対に見逃せない一戦が、今夜28日(火)門別12Rで行われる「第14回
ブリーダーズゴールドジュニアカップH1/1700m外回り」です。
2018年生まれ世代で最初の重賞競走=日本一早く行われる2歳重賞「
栄冠賞H2」を勝利した
サイダイゲンカイは
JRA札幌戦に向かうということで出走しないものの、その2着だった
スティールグレートに、4着
ノットリグレット、5着
ハートプレイスはここに駒を進めてきました。
また、出走予定11頭のうち7頭までが
JRA認定フレッシュチャレンジ競走(新馬)勝ち馬ということで、素質に富んだ将来のスター候補たちが軒並み顔を揃えたと評しても過言ではないはず。4枠4番で出走予定
サブルドールには、名手・
赤岡修次騎手が高知から駆けつけエキストラ騎乗するなど、他地区の名手にも大きな魅力を感じさせる2歳重賞がこの「
ブリーダーズゴールドジュニアカップH1」なのでしょう。
過去5年を振り返ってみると、1番人気馬の勝利は3年前の第11回(1600m内回り)
サザンヴィグラスのみ。同馬は翌年3歳春に一冠目「
北斗盃H2」を圧勝し、
JRA移籍後も活躍を重ねて前走3勝クラスを勝ってオープン入りを果たした逸材ですが、その他の4回はことごとく人気の盲点?となっていた伏兵が勝利を重ねてきています。
ただ注意したいのは、あくまでも「
ブリーダーズゴールドジュニアカップH1」で上位人気の評価(下馬評)を得られなかったというだけで、下記の通り、後になって振り返れば結局は「その後、大活躍することになる素質馬ぞろいだった!」という点です。
・第9回(2015年/内回り1600m)1着
ストレートアップ4番人気、2着
スティールキング3番人気(翌年の3歳二冠馬)
・第10回(2016年/同)1着
ストーンリバー8番人気(同年の
鎌倉記念SIII優勝)、2着
ヒガシウィルウィン3番人気(翌年の
東京ダービーSI、
ジャパンダートダービーJpnI優勝。NAR
グランプリ2017「
年度代表馬」)
・第11回(2017年/同)1着
サザンヴィグラス1番人気(上記)、2着
ダブルシャープ3番人気(同年の
JRA札幌2歳S・GIII=3着、現
JRA3勝クラス)
・第12回(
2018年/外回り1700m)1着
イグナシオドーロ8番人気(同年の
北海道2歳優駿JpnIII優勝)、2着
イッキトウセン1番人気(同年の
栄冠賞H2優勝)
・第13回(2019年/同)1着
ヨハネスボーイ6番人気(同年の
JRA札幌2歳S・GIII=5着)、2着
アジュバント1番人気(同年の
北海道2歳優駿JpnIII4着)
もちろん、このように先々大活躍する逸材を、仮に当日人気薄の評価だったとしても、的確に見抜いて「馬券の的中」に繋げられれば最高でしょう。ただ、残念ながら結果そう上手く事が運ばなかったとしても、その上位入線馬や健闘馬たちを後々まで追いかけ続けることで、ファンの皆さんの「門別デビュー馬&所属馬愛」の深化に繋がっていくはずです、きっと。
「第14回
ブリーダーズゴールドジュニアカップH1」は門別12R、20時35分ゲートインです。お楽しみに!
(文:ひだか応援隊)