16日に行われる
関屋記念(3歳上・GIII)の舞台となる新潟芝1600m。このコースについて解説していく。
新潟芝コース外回りの1周距離は2223m(Aコース使用時)で、日本最大のスケールを誇る。直線の長さは658.7mで、これも次位の東京を130m上回り、究極の瞬発力勝負が繰り広げられる。
ちなみに内回りコースは1周距離1623mで最後の直線が358.7m。平均サイズではあるものの、外回りコースとの差が大きいため、新潟コースに実績がある馬でも、それが内回りでのものか外回りでのものかをしっかり吟味する必要がある。
関屋記念が行われる芝1600mは外回りコースを使用。向正面からのスタートで、初角となる3コーナーまでは550m弱。
バックストレッチの内回りと外回りの分岐点を過ぎたあたりから、約1.7mの坂を上り、残り1000m地点で最頂部に達すると、そこからは下りに転じる。658.7mの直線に入ると、ラスト300mはほぼ平坦。
速い上がりが求められるコースではあるが、ペースが上がりにくいこともあり、先行馬の頑張りも目につくレース。とはいえ、いずれにせよ、速い時計の裏付けは必須だ。
関屋記念は3回新潟2日目。3回新潟は2回新潟(全6日)からの連続開催となり、2回新潟と同様に全8日間ともAコースを使用する。したがって、
関屋記念はAコース8日目ということになる。まずは例年よりも1週多く開催を行っていることに注意。また、先週は降雨の影響で土日とも道悪での施行となった。良馬場での施行となれば例年通りの高速決着の可能性が高そうだが、上記のような事情で例年よりも馬場レベルが低くなる可能性は頭に入れておきたい。