「
黒潮盃・S2」(19日、大井11R)
豪華なメンバーがそろった。ホッカイドウ競馬から
北海優駿馬
アベニンドリーム、
王冠賞馬
コパノリッチマンが遠征。昨年のリノンレジェンドに続く連覇を狙う。迎え撃つ南関東勢の筆頭は、
ジャパンダートダービーで地方馬最先着(4着)した
羽田盃2着の
ブラヴール。猛暑の夜に文字通り、熱いハイレベルな一戦が期待される。
久しぶりに御神本訓を背に迎える◎
ブリッグオドーンの一発はないか。前々走の
東京ダービーTRを豪快に差し切って、挑んだ本番は4着。今春は消化不良のまま終わったものの、母は2002年の
オークス6着馬で、芝の中長距離で4勝をマークした
ブリガドーン。潜在能力には高いモノを備えているのは間違いない。
気難しい面が出世を妨げている現状に映るが、ハマった時の破壊力は相当なもの。それは次位に0秒5差をつけた最速上がり3F38秒9で、2馬身半突き抜けた前々走の勝ちっぷりが証明している。前走の
東京ダービーでも、4角12番手から繰り出した上がり3F38秒7はメンバー最速タイだった。搭載するエンジンは確かだ。
前走後はリフレッシュと、さらなる成長を促す意味を込めて調整休養。ここを目標にしっかりと乗り込まれてきた。デビューから連勝しながら、その後はもどかしい思いを繰り返してきた鞍上。天才の
プライドに懸けても、このまま引き下がるわけにはいかない。別定戦で、初めての58キロを背負う
ブラヴールとは斤量2キロ差。狙うなら、ここ!(5)の単勝。
(デイリースポーツ・村上英明)
提供:デイリースポーツ