23日に札幌競馬場で行われる
札幌記念(3歳上・GII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、函館競馬場で代替開催された2013年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で4回の
キングカメハメハが続き、3回が
マンハッタンカフェとなっている。
初出走となる
オルフェーヴル産駒は、
ラッキーライラックが上位人気と目される。父系祖
父ステイゴールドの産駒は、16年
レインボーライン(4人気3着)と14年
ゴールドシップ(1人気2着)の2頭が好走しており、孫世代で
札幌記念制覇に手が届くだろうか(同産駒のコース成績は「2-1-0-11」複勝率21.4%・複勝回収率75%)。
ハービンジャー産駒は「1-0-1-3」。昨年、
ブラストワンピースが勝利するほか、一昨年3着の
モズカッチャンも勝ち馬とはタイム差なし。産駒初出走となった18年から2年連続で勝ち負けを演じている。今年は
ドレッドノータス、
ノームコア、
ペルシアンナイトの3頭が出走予定。
キングカメハメハ産駒は「1-2-1-10」。17年には6人気の
サクラアンプルールと12人気の
ナリタハリケーンで1・2着となるほか、15年
ヒットザターゲットも8人気2着、と人気薄の激走が度々見られる。今年は前走
函館記念で1人気の支持を集めた
カウディーリョが出走予定。
また、
ディープインパクト産駒は「3-2-1-9」。3着以内に好走した延べ6頭すべてが1~5人気の支持を集めた上位人気馬ではあるが、19年
フィエールマン(1人気3着)、18年
マカヒキ(1人気2着)、と1人気は未だ勝ちがない。今年は
マカヒキが2年ぶり2度目の出走を果たす予定であったが回避が発表された。