「
小倉サマーJ・JG3」(29日、小倉)
20年、障害レースで存在感を放っている
森一馬騎手(27)=栗東・松永昌。1日の
新潟JS(
フォイヤーヴェルク)を含めて8勝を挙げ、障害リーディング2位にランクインするなど好リズムだ。今週は入障から手綱を取る、
スプリングボックスとのコンビで
小倉サマーJ(土曜小倉8R)連覇を狙う。
相棒は19年12月の障害2戦目を3馬身差で勝ち上がると、次戦の
中山新春JSでは5馬身差でV。昇級初戦で圧勝し、ハードル界の新星誕生を予感させたが、ここまで重賞では結果を出せていない。付きっきりで調教にまたがり「5月に三段跳びの練習をしている頃から、障害に向けての気持ちが後ろ向きになってきた」と敗因を分析。それでも「乗り越えるべき時期なのかもしれないけど、苦境から脱しつつある」と光明を見いだしている。
自身にとって19年、
メイショウダッサイで制した舞台。「勝ちたいレースです。まだまだ現状満足していませんし、さらにしっかりやることをやって、勝てるようにしたい」。自らをさらに高め、人馬で壁を乗り越えてみせる。(デイリースポーツ・山本裕貴)
提供:デイリースポーツ