「新潟2歳S・G3」(30日、新潟)
20年もゴドルフィンブルーが越後で躍動した。直線で抜け出した2番人気の
ショックアクションが、同じ勝負服の
ブルーシンフォニーを2着に従えて重賞初制覇。馬主のゴドルフィンは、19年の
ウーマンズハートに続くレース連覇をワンツーで達成した。
「馬がよく走ってくれた。感謝したい」。
関屋記念に続く重賞騎乗機会2連勝となった戸崎圭は笑顔で汗を拭った。道中は中団外めを追走。直線は余裕を持って馬場の真ん中に進路を取ると、力強く伸びて先頭へ。そのまま後続を寄せつけずゴール板を貫いた。
鞍上は「ある程度の位置を取りたいと思っていた。ペースも流れて、ちょうどいいところに収まれました。馬群がばらけると思っていたし、馬場のいいところを走れたと思います」と会心の内容を振り返った。
大久保師は「体に緩さがある中でこれだけのパフォーマンスをしてくれるのだからね。この時期に栗東坂路であそこまでの時計は出せない。今後はそういった面を伸ばしていきたい」と目を細めた。今後の目標は朝日杯FS(12月20日・阪神)。指揮官は「レース後に電話したオーナーに“年末のマイルの大きいところに向けて頑張ってください”と言われました」と明かした。
父は15年の英&愛2000ギニーを含むG1を4勝した
グレンイーグルス。産駒としてJRA初重賞タイトルを手にした。G1獲りに向けて、将来有望な若駒がまっしぐらに突き進む。
提供:デイリースポーツ