今年のG1仏ダービー(芝2100m)勝ち馬
ミシュリフ(牡3、父メイク
ビリーヴ)が、10月4日にパリロンシャンで行われるG1
凱旋門賞(芝2400m)を回避し、10月17日に
アスコットで行われるG1チャンピオンS(芝9F212y)にまわることになった。同馬を管理するジョン・ゴスデン調教師が28日に明らかにしたものだ。
凱旋門賞の第1次登録の段階では、登録漏れだったのが
ミシュリフだ。しかし、仏ダービー以来の出走となった、8月15日に
ドーヴィルで行われたG2ギョームドルナーノ賞(芝2000m)を快勝すると、陣営は追加登録を行って参戦する可能性に言及。ブックメーカーの前売りでも、オッズ11〜15倍の4番人気に浮上していた。
だがその後、馬主のファイサル殿下とゴスデン師が協議した結果、同馬の最適距離は10Fであり、この路線におけるシーズンの総決算となるG1チャンピオンSに向かうのがベストの選択との結論に至ったものだ。大手ブックメーカーのパ
ディーパワーは、G1チャンピオンSへ向けた前売りで同馬に3.5倍のオッズを提示し、
ガイヤース(牡5、父ドゥバウィ)と横並びの1番人気に支持している。
(文:合田直弘)