サマー2000シリーズの最終戦で、夏のローカル開催を締めくくる一戦。また、秋以降を見据えての始動戦として参戦してくる馬も多く、例年バラエティ豊かなメンバー構成になる。ハンデ戦らしい接戦が毎年のように繰り広げられており、特に最後の直線で内外に大きく広がる追い比べは見応え十分。
1.先行馬の活躍が目立つ
過去10年、4角2~3番手だった馬が4勝で複勝率は33.3%。17年に6番人気で勝利した
タツゴウゲキ、12番人気で3着の
カフジプリンスなど人気薄の好走も多く、複勝回収率は140%に上る。
2.持続力やスタミナが求められる
新潟外回りは直線が非常に長いため、瞬発力勝負というよりは持続力やスタミナが問われるレースになりやすい。開催最終週に行われる
新潟記念はなおさらだ。昨年の覇者
ユーキャンスマイルは3400mのダイヤモンドSを制しておりスタミナに不安はない馬だった。また、17年の勝ち馬
タツゴウゲキはそれまでの勝ち星が全て内・小回りで、持続力に秀でたタイプだった。
3.前走のコースに注目
上の内容と関連するが、このレースは前走で内・小回りコースを走っていた馬がよく活躍している。過去10年、前走で内・小回りコースを走っていたという馬が8勝。また、2着も10頭中7頭は前走内・小回りコースだった。
ブラヴァスは前走重馬場の
七夕賞でしぶとさを見せて2着。高いレベルの持続力を発揮しオープン入り2戦目でしっかり前進を見せた。2走前ここと同条件の
新潟大賞典では4着に敗れているが、着差は0秒3差。重賞初挑戦ながら55kgと見込まれていたことを考えれば上々の内容だった。クラスにも慣れてきた今回は勝ち負けを期待できるだろう。