「
札幌2歳S・G3」(5日、札幌)
緑のターフに真っ白な馬体を輝かせ、最後は2馬身半差の横綱相撲。デビュー戦を完勝した
ソダシが勇躍、重賞の舞台に駒を進めてきた。
祖
母シラユキヒメ-
母ブチコから受け継ぐ白毛のDNA。一族はダートで活躍してきたが、白毛で初めて芝の新馬戦を勝った。担当する今浪厩務員は「この馬は硬さがなく、走りが柔らかい。だから芝で走れる」と柔軟な馬体を特徴に挙げる。前走後は放牧を経て札幌入り。「体重は変わらないと思うが、カイバ食いはいいし、体調は良いと思う」と状態面に太鼓判を押す。
コンビを組む吉田隼は
ユキチャン、
シロクン、
マーブルケーキ、そして
ソダシに騎乗し、白毛で計4勝をマーク。「能力が高いですね。ギュっとギアが変わるタイプではなく、ス
トライドを持続させる感じ。
パワーがある」と評価する。
鞍上によると、白毛はハミ受けが敏感なタイプが多いそうだが、「
ソダシはそこまで
テンションは上がってないし、うまく我慢している」と、現状では問題なしとの
ジャッジだ。白毛馬のダート重賞Vはあるものの、芝重賞、2歳重賞勝ちはまだなし。ここは一族初を同時に達成する絶好機となるに違いない。
提供:デイリースポーツ