netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった小倉2歳Sの「
ゴールデンコンビ」はこちら。
【
武英智厩舎×
武豊騎手(
メイケイエール)】
未勝利馬の登録からも分かる通り、頭数が揃わずメンバーレベルはやや低調。「
ゴールデンコンビ」的に、文句なしに強調できるコンビも見当たらない。当欄では基本的に複勝回収率プラスを選定基準としているが、今回は少し視点を変えてみたい。
「
武英智厩舎×
武豊騎手」の「直近5年」成績は6-4-2-17で複勝率41.4%、複勝回収率80.0%。これは控除率通りの数字で特筆すべきものではない。
注目すべきは単勝回収率で、こちらは144.1%と優秀な数字。6勝の人気は、2、4、4、4、3、5。1番人気ではないけれど上位人気、つまり「もう一押し」が欲しい馬をしっかり勝ちに導いているということだろう。
武英智調教師は
武豊騎手の再従兄弟という関係性で、だからこそ勝負がかりの時に
武豊騎手を起用しているのかもしれない。
武豊騎手は
メイケイエールに初騎乗。新馬戦で手綱を取った
福永祐一騎手は
新潟記念の
ブラヴァスに騎乗する。
メイケイエールの新馬戦は追うところなしの快勝。2、3着に後方待機組が入り、先行した2頭が7着と9着に沈む流れを3番手から押し切る強い内容だった。相手は強化されるが、上積み、伸び代は大きそうで、タイトル獲得の可能性は高い。